西岩部屋おかみさんブログ

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2022/01/20 けの汁





月冴ゆる冬の夜、
免疫力が落ちてはいけないと、親方が腕を振るい、皆に「けの汁」を拵えました。
野菜は細かく切り揃え、味噌などで味を整えます。ふっくらと炊いた大豆を食感を残しながら粗く潰して加えますことで、とろみが付き、ほっこり温かく優しいお味に。
親方の故郷、津軽地方の代表的な冬の郷土料理です。



【けの汁】
米が貴重だった時代に、大根、人参、牛蒡、ふき、蒟蒻、高野豆腐、揚げなど、刻んだ具材を米に見立て食べたといいます。諸説ありますが、「粥の汁」が訛って「けの汁」となったとのこと。
もともとは小正月の料理で、正月に家族の世話や来客対応に追われた嫁が、小正月に里帰りする際に、つくり置きしたものだそうです。



若金子と若田中
これは、何という料理だったっけ、、、
という顔をしていましたので訊いてみました。

「ヒント、 青森の郷土料理で、"け"から始まります。」

「あ!けんちん汁、、、?」

「惜しい、、、。」


「けの汁」
もう覚えました!!






冬来りなば春遠からじ。
今日も一日お疲れ様でした。
明日も元気に頑張りましょう!