久しぶりの開店に向け、準備に勤しむ親方。
前々日から仕込みが始まります。
新聞紙を広げ、煮干しをバサッとあけ、黙々と煮頭と腹わたをとっていました。時折、娘もお手伝いし、二人並んで地道な作業です。
今回は鶏ガラも入ります。寸胴でグツグツとスープの仕込みが始まりました。
別の鍋からは、チャーシューを煮込むいい匂いが部屋中に広がります。
親方の地元青森県から麺も取り寄せました。
細く縮れた麺は津軽ラーメンの特徴で、親方はラーメンといえばこの麺!と拘りを持っています。
チャーシューに包丁が入り、贅沢に分厚く大きく切り分けられていきます。
熱いものは、熱いうちに!
「すぐ食べて」
いつも皆んなにそう言って、大部屋に降ろした順に次々といただきます。
前日の茄子の揚げ浸しで使った、浸し汁の残りに茹で卵を一晩漬けて、煮卵を作りました。こちらはラーメンには入れずに別皿で。
ご馳走様でした。
現役の頃から、何にでもこうした落書きをして、誰にも言わず、一人で楽しむ親方。
こんな時ですから、どんな時も楽しく毎日を過ごしましょう!!