この日のちゃんこ番は、八女の里、若藤岡、若鳥海でした。
八女の里と若藤岡は入門して一年。
既に、ちゃんこの味付けも親方に任されています。
西岩部屋は人数が少ない部屋ですので、1班と2班に分かれて、班は二つ。
つまりは二日に一度、一日置きにちゃんこ番が回ってまいります。
ちゃんこ場に立つ機会が多い分、皆んな早い段階でちゃんこ作りを覚えます。
鍋はもう、あと葉物野菜を入れれば完成。続いて副菜に取り掛かるところから、撮影いたしました。
豚肉の巻き終わりを下にして、焼き目をつけていきます。
甘辛になるよう合わせた調味料を回しかけ、
じっくり焼きます。
入門してまだ2ヶ月の若鳥海は、普段、野菜を洗ったり補助的なことを頑張ってくれていますが、どんな作業をお願いしましても、器用で勘の良い若鳥海。
この日は炒め物をお願いしました。
とても上手にフライパンを使っています。
好きな食べ物は焼肉。
苦手な食べ物は人参だそうです。
若藤岡が包丁で半分に切り、盛り付けを担当してくれました。
人参とインゲンの豚肉巻きが出来上がりました。
皆んなそれぞれ苦手なものがあるようです。
そんなマイナスも、時には気合いのスイッチとなりプラスに働きます。
"今日苦手なものを食べた!
明日きっといろんなことがうまくいく!"
親方も現役時代、いつもなかなか勝てない相手との対戦前日、願掛けのように苦手な食材を食べて、結果勝ったことがありました。
苦手なものを食べただけで勝つということはないのですが、、、
苦手意識克服の小さなおまじないです。
マイナスをマイナスで終わらせず、プラスの意識に変えてみること。
そういったことを繰り返し、苦手が苦手じゃなくなるといいですね。