西岩部屋が始動して2ヶ月半が経過致しました。
毎晩親方と二人で話す時間を作っています。
夜21時半のお相撲さんたちの消灯時間の確認を終え、そのあと親方とリビングのテーブルに向かい合って座り、今日のお相撲さん一人一人の様子について話し合います。
一言で申しますと、子どもたちとの生活はとても楽しいです。
ですが、ここまで順風満帆かと問われますと、そうでない事も勿論ございます。
見過ごしていていいのかなという言葉遣いや生活態度。
昨日は皆を自宅の和室に呼び、親方が、今のままの意識ではいけないという話をしました。
「あなたたちのため」と言っても、やはり注意を受けるというのは嫌な気持ちになるものだと思います。
注意する方もまた複雑な思いです。
親方も私もお相撲さんたちから嫌われてしまうかも知れません。嫌われるということは心を開いてくれなくなるという事。
それでも可愛いから正してもらいたいのです。
親方は、「真っ直ぐ伸びてほしい」という言葉でお相撲さんたちに話していました。
ただ、果たして言える権利などあるのかどうか。
親方には大相撲で培った実績がございます。
"おかみさん"として自分はどうなのか。
真っ当に生きてきたわけでも、完璧な人間でもございません。子育てもまだ一歳の女の子の子育て経験しかございません。
自分自身を恥じながら、子どもたちとぶつかり合って、一緒に育っていくしかございません。
親方から常に言われますことは、おかみさんは部屋のナンバー2では無い、勘違いだけはしないように、ということです。
上から注意せず、なんと言いますか、、、
やっぱりしっくりくるのは、お母さんの目線で。
いつか、
深い理由もなく、
"嫌だけど、面倒だけど、
この人たちから言われることだから、ちゃんとしてみよう"
子どもたちからそう思われる日が来ますよう、自分を見直すチャンスを頂いたと思って、精進してまいりたいと思います。
今朝、気分転換に朝顔の種を買いました。
朝顔は、朝、必ずパッと明るく咲きます。
何があっても、朝は元気に笑顔で迎えましょう。
一緒に暮らして、朝、顔を見ることができるこの相撲部屋という環境に今日も感謝いたします。
皆んな、心折れず、昨日より強くなっていますように。