冷えた曇り空で迎える朝。
今日の東京は雨が降ったり止んだりで、肌寒い一日でした。
風邪も流行ってきているようですが、お相撲さんたちは、お陰様で今日も皆元気です。
怪我から完全復帰の若箭原、
今までの時間を埋めるかのように、生き生きとした表情で、一生懸命稽古していました。
積極性溢れる頑張りは、未知の可能性そのもので、親方の期待も膨らみます。
稽古も熱を帯び、土の塊が、上がり座敷までパラパラッと飛び散ってまいりました。
上がり座敷後方から、床明がサッと立ち上がり、雑巾で土を集めてくれました。
床明の行動に気づき、透輝の里も自分の稽古タオルを持ってきて手伝います。
稽古中のため、一瞬の出来事でしたが、床明の気配りと心遣い。透輝の里の、"床明さんに掃除をしてもらって申し訳ない" という謙虚な姿勢が垣間見れた瞬間でした。
若田中はいつも声を張って気合いを入れます。
稽古中、掛け声をしっかり出すことはとても良いこと。親方はそう言います。
今日も、絶好調に掛け声が響きます。
最後は親方がお相撲さんの背中を押して、
お疲れ様でした。
