選挙権を得た18歳力士たちにお祝いの言葉と説明を。
中学を卒業して入門したお相撲さんたちが、西岩部屋の中で成長していき、この度、透輝の里と、若藤岡、若大根原の3名に、初めて「選挙のお知らせ」が届きました。
21歳の八女の里と、この度選挙権を得た18歳の透輝の里、若藤岡、若大根原の4名に、親方から大きな紙が配られます。
インターネットからプリントアウトしました衆議院議員総選挙（東京第二区）の選挙広報です。
まだ若いお相撲さんたちは横から覗き込み一緒に将来の予習をいたします。
何が何だかわからなくて当たり前です。
今の大人たちも皆んな最初はそうでした。
これから少しずつ知っていくのです。
ある国では、初めて選挙権を得た若者は、社会参加出来る責任と喜びから、その日は一張羅のお召を出し、髪を綺麗に整え、遂にこの日を迎えることが出来たと神聖な気持ちで大切な一票を投じに行くそうです。
日本はまだそこまでの感覚を持つ若者が少ない。それはもしかして、今自分が不自由なく平和に過ごせているからかも知れない。そんな記事を目にしたことがあります。
西岩部屋のお相撲さんたちにも、初めての投票の際、社会に参加できる緊張感と喜びを感じてもらえますよう、一時間ゆっくりと皆んなで、今わかることと、まだ知らないことを整理していきました。
先ずは、今回行われる選挙は、衆議院議員総選挙だということ。
解散総選挙とはどういうことか。
総理大臣が変わったことは皆んな知っていても、難しいことは分かりません。
西岩部屋は、東京第二区だということ。
政権とか何か。政党とは何か。
選挙権はまだない16歳の若い力士たちも、学校で習って知っていることは挙手で答えてくれて、とても驚きました。
その上で、選挙広報を見て、候補者の方々がどういう公約を掲げているか。それを果たしてくれそうかどうか。
その後は、インターネットなどを利用して調べて自分自身で決めるもよし、実家の親御様に質問したり相談したりするもよし、国民の権利を意思を持って行使して欲しい旨を伝えました。
素敵な未来を創ってください。
