浅草通りの百日紅の花がピンクに光り、今日も暑い一日が始まりました。
兄弟子 透輝の里の胸を借ります。
若大根原
全力を出し切り、なかなか立てない体を起こします。
若田中
若田中 若大根原
透輝の里 八女の里
八女の里の胸を借りる若田中。
汗をかいた体に土俵の土がべったりと付いています。
すぐに四股を踏みます。
休まず、四股を踏むこと。
これが大事だということを、皆、何度も親方から言われています。
自分を追い込む兄の姿をを見て、弟の里田中は何かを感じています。
息が荒くなる若田中。
稽古中です。
何も声は掛けません。
無言でそっと兄を見守る、里田中。
稽古後は、「竹」を柔らかく曲げて、土をはらいます。
昔からこうしてきたんだよ、
と親方は言います。
言わずもがな親方も昔は皆と同じ若いお相撲さんでした。
変わりゆく時代の流れを日々確認しつつ、昔から伝わる相撲部屋ならではの光景を、大切に守り、大事なことを若いお相撲さんたちに伝えてまいります。
今日も一日お疲れ様でした!