西岩部屋おかみさんブログ

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若佐竹と若小菅

千秋楽のお昼、
今年最後の取組を見事に勝ち星で締めて帰ってまいりました。
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九州場所は共に2勝5敗です。
いろんな努力の形があります。


若佐竹は、この千秋楽の相撲を取り終えた翌日から、朝6時に起きて宿舎の近くの公園に行き、一人でトレーニングをしていたようです。
自分の成績に納得がいかない場所だったのでしょう。
若佐竹は若佐竹なりに、次の場所に向けて考えていることを知り、前を向いている姿勢に親方とともに嬉しく思いました。
皆んなの前では底抜けに一番明るい若佐竹ですが、一人の時は行動も考えも、とてもストイックです。
勝った2番は、どちらも若佐竹の個性が光る鮮やかな勝利でした。会場の皆様から大きな拍手をいただきました。魅力十分の力士です。


若小菅は今場所、親方との約束を果たすため、とにかく食べることを精一杯がんばりました。
闇雲に食べるのではなく、ジャンクフードも一切摂らず、しっかりとゆっくりでいいから体を作ること。
若藤岡の誕生日の日に大部屋にケーキを運んだ際、丸テーブルの上は綺麗に片付けられていましたが、別のテーブルの隅で一人、若小菅がまだご飯を掻き込んでいました。何杯もおかわりし、一番遅くまで食べ続けています。
根性は人一倍あります。毎食後の苦しいげっぷもいつか思い出になることでしょう。
この九州場所では、若小菅のご実家から届きました新米を皆んなで美味しくいただきました。

これからも、
それぞれに、
マイペースに。