ちゃんこ番さん達が作ってくれた黄身ダレちゃんこ。
黄色と白のとうもろこしも茹で上がりました。
そして部屋から、お相撲さんたちへ、
いつもありがとう。
労いの気持ちを込めて、今日は奮発。
創業200年、勝海舟も通った浅草の老舗「やっこ」の鰻重です。
これから迎える暑い夏を乗り切りましょう。
昨年3月入門の4名は、思っていた力士生活を送れていません。それでも今出来ること、目の前のことを一生懸命頑張っています。
兄弟子3名は、なかなか外に出られず毎日ほぼ部屋の中だけで暮らす環境の中で、7名での大部屋生活を本当にうまく纏めてくれています。親方や私には分からないところできっと物凄く努力したり我慢したり、兄弟子だからしっかりしよう、と頑張る毎日だと思います。
大きな問題なく、ここまで来られましたのは、間違いなく皆んなのお陰です。コロナ禍にできた新しい決まりの意味を理解し守り、限られた自由を楽しみ、一人一人それぞれの立場で頑張ってくれていることに感謝します。
デザートのアイスクリームを食べ終わる、その時です。
「親方、少しお時間よろしいでしょうか」
八女の里がスッと立ち上がり、腰を屈め、親方にお伺いを立て、他6名も同じように立ち上がり、ザザザッと一列に並びました。
驚きながら、笑みが溢れる親方。
早速、開封します。
シャープペンシルとボールペンのセットです。
いつもちゃんこの献立、材料などを一から全て書き出している姿、協会の書き物をしている姿を、皆んなよく見ています。
素敵なサプライズに、ご満悦の親方でした。
「いつもありがとう」
これからもお互いにこう思い合えますよう、精進して参ります。