西岩部屋おかみさんブログ

大相撲西岩部屋の備忘録として利用しています。【公式twitter】https://twitter.com/nishiiwabeyaです。

大阪場所宿舎

2月23日
昨夜、娘とともに大阪に到着いたしました。
大阪宿舎の様子をお伝えさせていただきます。


今年も、大阪市港区築港1丁目5-20
住吉神社さんでお世話なっております。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6068.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6070.HEIC
力士たちが来る何日も前から、神社関係の男性陣の方々が、早々と幟を立ててくださいました。
女性陣の方々は、大部屋として使用させていただく場所の物を片付け、広く使えますよう綺麗にお掃除してくださいましたそうです。
有難い限りでございます。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6065.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6066.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6064.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6067.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6062.HEIC
先日稽古見学にお越しくださいました有働アナウンサーから、立派な胡蝶蘭が届きました。
YejmW36Bdb.jpg
大部屋用に新しいテレビを購入いたしました。
説明書を読み、設置します。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6122.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6125.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6121.HEIC
ちゃんこ番さんたちは、ちゃんこの準備です。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6128.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6131.HEIC
若小菅は初めての大阪です。
いつの間にか、お葱もこんなに上手に切れるようになりました。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6135.HEIC
行司の公輝も、できることをみつけ、自分なりに毎日精一杯お手伝いをしています。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6126.HEIC
pQ5DYZVhRd.jpg





夜、親方と奥の部屋にいましたら、「失礼します」とお相撲さんたちの弾む声がいたしました。

若佐竹、若野口、若中谷、若松永、若藤岡、若小菅、公輝の順に一列に並び、先頭の若佐竹から、「お誕生日おめでとうございます」と、かわいい袋が差し出されました。
膝を曲げ、低くなった目線先は、娘の「花」です。

お陰様で2月23日で2歳になりました。
何も言っていないにも関わらず、そういえば、、、と誰かが思い出してくれて、皆んなでお金を出し合ってくれたのだと思います。
前日に買いに行ってくれていたのなら、、、朝から土俵おこしで、他にも部屋の用事がたくさんあり、夜には皆んなくたくたの様子でした。そんな中で?という背景が見え、感謝が増します。皆んな、本当にありがとう。

お相撲さんたちが来ると、親方や私の後ろに隠れてしまうようなまだ愛想なしの娘ですが、物事がわかるようになりましたら、お相撲さんたちからの日々の優しさを、遡ってしっかりと伝えてまいりたいと思います。

綺麗な水色のクロックスです。
娘は、お相撲さんたちがいなくなった瞬間、にっこりとし、「やったー」と覚えたての言葉を発しながら、ダイニングテーブルの周りを何周も何周も歩きました。

VH_vpiF9qN.jpg
大部屋で、皆んなで記念撮影。
_var_mobile_Media_DCIM_126APPLE_IMG_6148.HEIC




西岩部屋はまだ2年目。
親方も私もまだまだ部屋のことでいっぱいいっぱいですので、娘は1歳2ヶ月の頃から、近くの保育園に朝から夕方までフルタイムで預かっていただいています。

保育園の連絡帳に書かれた先生方の言葉で、自分が知らない娘の成長を知り、最初は"構ってあげられなくてごめんね"という気持ちばかりでした。
次第に、ごめんねを遥かに超えて、"この先生方と出逢えてよかった。娘を成長させてくださってありがとうございます"という気持ちでいっぱいになるようになり、連絡帳を読みながら、"今日はこんな事があったのかぁ、すごいなぁ"と、泣いてしまうこともしょっちゅうです。

今回の大阪行きで、園長先生にお願いし、一昨日から長期のお休みをいただきました。
関西のおばあちゃんに見てもらえるようにと、来月皆さんに配るはずの注文済みの園での様子の写真を、急いで現像して持たせてくださいました。
ご多忙の中、一人一人に寄り添ってくださる先生方に日々感謝です。


同時に、いつも思うことがございます。

西岩部屋のお相撲さんたちも同じように、小さい頃があり、親御さんや周りの方々が一生懸命育ててこられて今があるという事。
本当に大事な御子息様を預からせていただいているんだという事を、娘を通して実感いたします。

子供は皆んなで育てるもの。
家族は常に一緒に居なくても、外での成長も、子供を信じて認めた道でしっかりと成長していくという事。




お相撲さんたちとは、何年一緒に過ごせるか全くわかりません。
親方は言います、「もしかしたら別の道を選び、5年くらいしか一緒に過ごせない子もいるかも知れない、10年経てばメンバーもがらっと変わっている。相撲部屋はそういうところ」

愕然としました。

もっともっと皆んなと居られる時間を大切にしようと思いました。楽しい日ばかりではないですが、一緒に頑張っていきましょう。



娘のことも相撲部屋の家族として、温かく接してくれる大きく逞しい我が子たちの一日一日の成長を、これからもしっかりと親方とふたりの目で見て、確認し合い、
記録してまいりたいと思います。



C16udeVEma.jpg
5hzebhL4qT.jpg
2月23日
宿舎前にて。


形を変えながら変わっていくのが家族だと思いました。