透輝の里が作ったオムレツです。
入門から3年半。
本当に綺麗に巻けるようになり、成長しました。
火の通り、味付けもとても美味しくできています。
2年ほど前、大部屋にちゃんこの様子を見に行きました際、皆の輪の中に小さなフライパンを持って苦笑いしている透輝の里がいました。
苦笑いの理由をききますと、豪快に「たまこ焦げましたー！」と答えていたあの頃が嘘のようです。
西岩部屋は、一からの相撲部屋ですので、最初はお昼も夜も親方が付きっきりで、ちゃんこ場に立ち、包丁の持ち方から教えました。
切り方を覚え、だんだん上達し、味付けも覚え、ここまで成長いたしました。
そして、兄弟子たちは、今では教える立場になりました。
オムレツの向こうに見えます切り干し大根は若金子が作ったそうです。
出汁が効いた濃すぎずやさしい甘さの味付けで、とても美味しく出来ていました。
相撲部屋の生活には「受け継いでいく大切なこと」がたくさん詰まっています。
