西岩部屋おかみさんブログ

大相撲西岩部屋の備忘録として利用しています。【公式twitter】https://twitter.com/nishiiwabeyaです。

2023/01/22 千秋楽打上げパーティー



1月22日
「ベルヴェデール」にて、千秋楽打上げパーティーを行いました。
ご来場賜りました皆様、ご支援賜りました皆様、誠に有難うございました。



当日は、親方は協会の業務のため、会場への到着が開演間際になります。
そのため、パーティーの準備はお相撲さんたちが行います。

部屋の火の元の確認、戸締りをし、皆で浅草ビューホテルまで歩いて向かいます。
親方よりも数時間早く、会場入りです。



綺麗なピンクのお花が届いていました。
若の里時代から長年応援してくださっているチルドレン会様。
いつも華やかなお花をありがとうございます。
この日も寒い一日でしたが、一気に心暖かな気持ちになりました。




パーティー1時間前。
若田中と若清は、マイクのチェックのため、控室から会場へと移動します。

その間、控室では、呼出しさんの奥様が受付の準備をしてくださり、あとのお相撲さんたちは、お客様へのお土産の準備です。真心込めて作業します。


千秋楽打上げパーティーのお土産はこちらの「湯呑み」と、親方こだわりの「手帳」です。




若田中、若清が戻ってまいりました際には、もう全て、詰めて並べられていました。

皆で手分けして、28階の会場まで運びます。




いよいよパーティーが始まります。
行司 一馬は、 今回も司会を担当いたします。
お客様も皆様着席されました。
まずはVTRをご覧いただきます。




時刻は18:30を回りました。
国技館から急いで浅草まで駆けつける親方。
席に着く間もなく、入口からそのまま壇上へ。
すぐに師匠挨拶です。





呼出し 正男も大急ぎで準備を。
「一番太鼓」と「ハネ太鼓」を 打ち分け実演です。


いつも支えてくださる西岩部屋の縁の下の力持ちさんたち。
甚句に太鼓、司会まで。
幅広く何でも出来る多才な二人です。
残念ながら、呼出し弘行は所用により欠席でした。また次回、皆様にお会いできますことを、弘行も楽しみにしております!




呼出し 正男
相撲甚句 花づくし 披露。




お相撲さんたちも、歌を披露します。

若田中
若清
 「涙そうそう」 

若田中は元気いっぱいに、
若清は優しい声で、
2人ともとても上手でした!







親方より指名され、急遽、透輝の里と若箭原も歌うことに!




二人が選びました曲は、
 「三年目の浮気」/ヒロシ&キーボー
です。





 笑いを堪えきれないキーボー若箭原。 
ヒロシ透輝の里は、やっぱりここぞというときに盛り上げてくれますねー!







涙あり、笑いありの楽しいパーティーでした。
西岩部屋はまだ小さな部屋ですが、そんな今を応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。 また是非お越しください。



次は大阪で。
千秋楽打上げパーティーで、皆様にお会いできます日を、一同楽しみにお待ちしております。

2023/01/17 大相撲初場所10日目向正面解説

【幕内】15:55〜
解説
正面:北の富士勝昭さん
向正面:西岩(元若の里
でお届けします。
よろしくお願い申し上げます。

西岩部屋のお相撲さんたちも、場所中は15:00から掃除。約一時間の掃除後、ちゃんこ番はちゃんこ作り。ちゃんこ番以外は携帯電話をロッカーかポケットにしまって、テレビの前に座り、結びまで幕内のお相撲さんの取組を観て勉強です。


2023/01/13 兄弟子の指導で魚を捌きました

大相撲初場所6日目
有難いことに、たくさんの新鮮なお魚の差し入れをいただきました。いつもは年長者の八女の里が捌いてくれますが、量が多い際には弟弟子たちも、一人ずつ練習を重ねます。

出刃包丁の扱いに気をつけながら、これも修行であり力士としての生活の一部である事を親方が常日頃皆に伝えています。
危ないからやらないではなく、危ないからきちんと包丁の握り方、使い方を練習し、慣れて覚えていくこと。
全員が、何でも出来る一人前のお相撲さんになるために、出来るようになったお相撲さんから、どんどん教える側にまわります。




















いただきます!




2022/12/25.26 土俵築き、土俵祭り

呼出しさん、行司さんにより、また土俵が生き生きと甦りました。
朝早くから、有難うございました。


12月25日
土俵築き




弘行、正男に加え、鳴戸部屋の健太さんも来てくださいました。
どの角度から眺めましても真っ直ぐ滑らかに整えられました艶やかな土俵。
呼出しさんたちが縄をコンパスのように使って綺麗に円を描きます。そこに溝を掘り、円に沿わすようにまあるく叩いて調整された俵が入ります。
呼出しさんたちの手作業により編まれた俵。
藁にずっしりと土が詰められ、均等にきつく縛られ、なんとも美しくプリっとした存在感です。
これならばお相撲さんの足が引っ掛かる隙も全くありません。怪我をしないように安全にきつく縛ってくださっています。
呼出しさんの力仕事の賜物です。
この俵がしっかりお相撲さんの大きな体、踏ん張る足を支え、勝敗の決め手となるもの、人生をも左右するものであると思いますと、出来立ての土と俵はどこを見ましてもゾクゾクします。
真新しい「土俵」は、まさに芸術品であることを改めて感じる瞬間です。




12月26日
土俵祭り







翌朝、きれいになった土俵が清められます。
いつか機会がございましたら皆様にお越し頂きたいくらい、行司木村一馬の声は一本の糸のようにスーッと優しく綺麗に響きます。
榊のバサッ、バサッとした音が、静寂な土俵の空気を揺らし、力士たちの心を清めてくれます。

次の場所は、令和5年初場所です。
また新たな年が始まります。
土俵という力士たちにとっての大舞台を作ってくださる行司さん、呼出しさんに改めて感謝し、令和5年が穏やかで明るい一年になりますことを祈るばかりです。



おおまさり!

9月19日
少し遡り、時系列が前後いたしますが、場所中に『おおまさり』という縁起の良い落花生をいただきました。
大きく勝る。
お心遣いに深く感謝申し上げます。






実現はいたしませんが、娘の「(千秋楽)パーティーでおすもうさんたちとポニョのおうたいっしょにうたいたい。」という突拍子もない発言に苦笑い?愛想笑い?で温かい微笑みを返してくれる若大根原と若新。




お陰様で秋場所も無事千秋楽を迎えました。
パーティーに御参加の皆様、
どうぞお気をつけてお越しくださいませ。

2022/08/26 若清、里田中、相撲教習所お疲れ様でした

8月26日
半年間お世話になりました相撲教習所、
本日が最後の講義でした。




憧れの関取との2ショットです!!




部屋に戻り、夕方親方が帰って来る時間にはまた普段着のTシャツから浴衣に着替えて、二人で挨拶に上がってまいります。

一人一人、大きな声で手をついて挨拶です。


「お疲れさんでございます。
お陰様で、相撲教習所、全過程を修了いたしました。ごっちゃんです。」




宮崎県宮崎市出身
若清 19歳
里田中 15歳

二人とも、コツコツと一生懸命頑張っています。
同期がいることはこの上ない心強さです。
これからも皆んなで一緒に頑張っていきましょう。

2022/08/25 土俵祭り

8月25日
行司木村一馬の祝辞のみが稽古場に響きます。
土俵祭りが始まりました。
ピーンと糸を張るような緊張感です。
土俵の四隅に御神酒を捧げ、無事と繁栄を祈願します。
行司木村一馬は大変優しい声をしています。土俵に優しい神様が降りてきてくださるような、心洗われる時間でした。





毎回ここで親方が皆に、相撲は神事であるという話をいたします。
そして、新弟子の若清、里田中も、一つ一つの意味を覚えながら、兄弟子に習い、神棚の榊の水を換えたり、土俵祭りの準備の際の塩のまき方、道具の揃え方などもきちんと覚えるようにとの内容でした。



これらが出来て、「大相撲」の力士なんだよ、と親方は皆に伝えます。
伝統文化を引き継ぐのは、若者たちです。


整えていただいた土俵に感謝し、明日からも九月場所に向け、一生懸命汗を流してまいりましょう。