西岩部屋おかみさんブログ

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場所後の休暇の過ごし方・「鬼滅の刃」 浅草編

アニメでは第6話から10話までで描かれている「鬼滅の刃」浅草編。

お相撲さんたちによりますと、「鬼滅の刃」は大正時代のお話だそうです。
100年が経過した現代の浅草は、何がそのままで何が変わったのか。
鬼滅の世界を巡ってみることにしました。

日も暮れかけた頃、
親方を先頭にお相撲さんたちといざ出陣。
令和の浅草を散策します。
皆でアニメを思い返して歩いてみました。



まずは、西岩部屋から徒歩で5分
「浅草文化観光センター」の展望テラスへ。
ここはとても見晴らしがよく、仲見世が一望できます。



第7話に描かれているこの景色は、角度もほぼこのままです。
ただ一つ大きな違いは、現代は、雷門に象徴として赤い大提灯がありますが、アニメでは赤提灯は描かれていません。
昔は火事で何度も焼け、「鬼滅の刃」の舞台となった大正時代は、大提灯はありませんでした。

その後、昭和35年に、病気快癒のお礼として松下電器産業(現パナソニック)創業者の故松下幸之助氏の寄進で再建され、現在に至るとのこと。

翌日に台風の予報が出ていましたこの日、大提灯は折り畳まれておりました。
これはこれで大変珍しい光景です。



続いて、
皆で「浅草ビューホテル」方面へ。
浅草ビューホテル」は、西岩部屋がいつも千秋楽祝賀会でお世話になっているホテルです。
「コロナがなければ、ここでパーティーをするんだよ」とまだ千秋楽祝賀会を一度も経験していないお相撲さんたちに話し、皆で見上げます。
千秋楽祝賀会の再開が待ち遠しい限りです。

浅草ビューホテルの前の横断歩道を渡ります。
一筋入ったところにあります大きな塔が描かれた壁に辿り着きました。

「凌雲閣」の跡地です。

ここに凌雲閣があったということは、炭治郎と禰󠄀豆子が屋台で山かけうどんを食べていた場所はあの辺り、、、とそんな話しをしながら、アニメの中の大正時代と令和の現代を照らし合わせます。

(透輝の里と若金子は所用のため不在です。)



凌雲閣跡地のすぐそばには、老舗の牛鍋屋「米久」があります。
創業は明治19年です。


お店の前で写真を撮らせていただきました。




「牛鍋」は浅草の名物です。
煉獄さんが無限列車で「うまい!うまい!うまい!...」と言って食べた牛鍋弁当の味は、現代の浅草にもしっかりと残っていました。

コロナでなかなか遠出は出来ませんが、「鬼滅の刃」を観たお相撲さんも、観ていないお相撲さんも、浅草の歴史を知る良いお散歩になっていればいいなと思います。

お休みはあっという間。
また九州場所に向けて、元気よく頑張りましょう!