今年の浴衣が出来上がりました。
早速袖を通し、部屋の前で記念撮影しました。
何枚も撮っていましたら、蹲踞の姿勢に限界が、、、
親方から、「はいもうちょっと」と笑い混じりの檄が飛びます。
最後はお澄ましで。
八女の里
透輝の里
若藤岡
若大根原
若田中
若金子
若箭原
「花丸文」は、円をもって助け合い、縁を大切に。
「組紐」は、その結び目をしっかりと。
色は、日本の伝統色の見本表を開き、皆に似合いそうな色を選分け、この色とこの色を合わせると仕上がりがどのような雰囲気になるかなど、親方がコピー用紙を何枚も繋げて、貼り合わせ、色を塗り、部屋の灯りで見たり、太陽光で見たりと時間を掛けて選びました。
「勝色(かちいろ)」と
「緋色(ひいろ)」。
「勝色」は、勝つ色として、古くは武士に大変好まれた色だそうです。
「緋色」は、生命力と魔除けの意味があり、神社や寺院で絨毯の代わりに敷かれたり、雛人形を飾る際には雛壇に敷く「緋毛氈(ひもうせん)」の色として知られています。
こんな時代だからこそ、知恵を絞って元気に攻めてほしいという願いを込めました。
相撲部屋及びお相撲さんたちの反物は、この季節に合わせて新調し、夏のご挨拶として贈り合う風習があります。いわば角界のお中元です。
西岩部屋後援会の特典といたしましても毎年夏場所後にお贈りしています。
会則に沿い、反物をご希望してお申し込みいただきました皆様に、準備が整い次第随時発送してまいります。今暫くお待ちください。
皆様にとりまして、今年は昨年よりも生活しやすい夏になりますことをお祈り申し上げます。
(令和3年5月朝、浅草 伝法院通
左は改装中の浅草公会堂です)