若龍星
埼玉県深谷市出身 (19)
八女の里
福岡県八女郡出身 (20)
若松永
若藤岡
若鳥海
長野県長野市出身 (18)
若大根原
東京都練馬区出身 (17)
若田中
若金子
若箭原
西岩部屋では、力士たちは皆、一年に一度を目安に帰省します。福岡県出身八女の里のようにご当所場所がある力士は、その場所の場所後の休暇を利用します。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、皆の帰省も延びています。
若龍星は昨年の5月場所後の帰省から、未だ次の帰省の見通しは立ちません。大阪出身の若松永、若藤岡も今年の大阪場所は帰省していませんので、前回の帰省からもう一年以上経過しています。
ここで、「つまらないな」「いつもならこうなのに今はあれもこれもできなくて嫌だな」「実家に帰りたいな」と思えば、どんどん気持ちが下向きになります。
もうこの状況に、"飽きる"より"慣れる"しかありません。
10代がまだ全てのことにおいて、こどもだと思っているのは周りだけです。自分次第で心はどんどん大人に成長します。
今がその時。
この環境に苦しまず、この環境に自分から合わせていくように。『せっかくだからこの機会にいつもの自分だったらやらないこともやってみよう』
角度を変えて考えることで、今しかできない挑戦がきっとできます。
充実した稽古ができたのか、今日は皆んなとても清々しい顔をしていました。
一人ずつ写真を撮らせていただきました。
離れて暮らす親御様に一番見ていただきたいです。
楽しいことが先延ばしになる毎日ですが、全員本当に頑張っています。
皆んなへ
親にとって、子どもは一番の宝物です。
その宝物を手離し預けてくださっています。
それがどういう事か、その気持ちを考えて、今日も一生懸命頑張り、笑顔で過ごしましょう。
この日の夜、皆んなにききました。
「日用品がきれたとか何か困っていることはありませんか」
「大丈夫です」と、誰も手は挙がりません。
「早く本場所の土俵に立ちたい人」
にっこりと笑顔になり、全員、手が挙がりました。