8月も今日で終わりですね。
ここ2、3日の涼しい風に、秋の気配を感じます。
葡萄がたくさん届きましたので、冷蔵庫に運んでもらいます。
若新（19歳）と透輝の里（19歳）、
同期二人の笑顔を見ますと、微笑ましい気持ちを通り越して、ここまでよく頑張っているなと涙が出そうになります。
ともに大阪出身。
ともに中学卒業後、15歳で入門しました。
西岩部屋初年度の大阪宿舎に同じ日にやってきて、自己紹介していた姿を今でもはっきりと憶えています。
「こうじ！」
「きずく！」
と下の名前で呼び合い、「アッハッハ！」と手を叩いてよく笑う元気でかわいい少年たちでした。当時は二人とも年齢より幼く感じましたが、今このように部屋を支えてくれています姿は、相撲部屋がどのような場所であるかをしっかり受け止め、我慢強く成長してきた証であり、それは後輩たちの見本であります。
表向きの性格は真逆です。
覚えた作業を実践する時も、何か文章を書く時も、何でもパパッと一番に終える透輝の里と、何事も先ずはじっくり考え、ゆっくり取り掛かり、納得がいくまで消しては書いて作業を続ける若新。
入門から5年が経ち、中身は実は似ているところが多いと私自身感じています。
後輩には仲間想いで優しく、親方や先輩には心から謙虚に敬う姿勢を持ち、そして何よりも感じますのは、自分とは違うどんな人と関わり合ってもお互いを認め合える広い心を持っているところです。奥深いところがとてもよく似ています。
いろんな子がいるから、相撲部屋は成長し合える場なんだと、二人を見ていますといつもこちらが勉強させられます。
八女の里も含め、同期は一生同期です！！
つらい時は隣を見れば、同じように歯を食いしばっている同期がいることを心の支えとし、これからも一人一人、それぞれ違いを認め合いながら、自分らしく輝き、成長してください。
