東京の満開の桜が力士たちを出迎えます。
帰省組を残し、先ず八女の里と床明が、新幹線で一番に部屋に帰ってまいりました。
お疲れ様でした。お帰りなさい。
「お疲れさんでございます。
只今大阪から戻りました。
こちら、若い衆からです。」
代表して八女の里からお土産のお菓子をいただきました。
いつもお気遣いをありがとう。
程なくして、大阪からコンテナが到着いたしました。
今回帰省組が多く、人手が足りない中、床明が力仕事を手伝ってくれました。本当に有難い限りです。
スーツから、動きやすい服に着替え、手際良く重い物を稽古場や大部屋に運んでくれて、そしてまたスーツに着替えて、
「少しでも力になれたならよかったです！」
と明るく笑って帰って行きました。
暫くして、車で親方、若金子、若大根原が帰ってまいりました。
車から降りる際、負傷した若金子の足を気遣う八女の里。
若大根原は、自分も怪我をしていてまだ自転車も乗れない中、若金子の食べたいものをきいてあげて、夕方少し遠くまで歩いて買いに行ってあげていました。
自分が怪我をしてすぐの頃、率先して若金子が代わりに洗濯をしてくれたり、優しくしてくれたことを今度は自分が返していこう。
そんな気持ちの表れだと思います。
怪我から何を得られるか。
親方がたくさん答えを持っています。
昨日の夜は、親方が彼らを前にして、いろんな話をしました。前向きに聞いている若い瞳は、とても力強く輝いていました。
焦らずいこう。
乗り越えた分だけ強くなる。
西岩部屋 公式ウェブサイト
浅草にある相撲部屋 西岩部屋のご紹介。両国国技館からは1.5キロ、浅草寺からは500メートルの所に位置し、浅草地区では唯一の相撲部屋です。
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