大阪へ行く前に、皆で大掃除をしました。
大部屋やお風呂などはその場で点検いたしましたが、屋上の点検はしていませんでした。
皆が無事に大阪へ出発し、さて、、、と、屋上の見回りをしましたら、新築の頃のように屋上がピカピカでした。
使用していない竿を外して隅に寄せ、排水口も埃一つありません。
すぐに親方に連絡し、「屋上の掃除って誰と誰だったかな。」と訊きました。
「大根原ひとりだよ。」
ああ、そうなんだ、、、。
胸が締め付けられる思いでした。
感謝の気持ちを言葉に表すのが苦手な子で、日々伝わらないこともある子です。
でもそれは苦手というだけで、本当はこんな気持ちなんだ、ということがこの掃除に全て表れていました。
高いところに登る掃除や、力仕事は今はできません。重い荷物を運ぶこともできません。手術してまだ日が浅いので当然のことです。
ここならできるだろう、できる範囲でいいからと、親方が若大根原に担当として振り分けた場所が、屋上だったようです。
自分にできることは、精一杯頑張る。
それが若大根原なりの皆への感謝の表し方なのですね。
こんなに綺麗に掃除してくれて、どうもありがとう!