今日は親方のことに触れてみようと思います。
親方が現役の頃から、私自身、続けていることがあります。毎朝、親方が出掛ける際には、何をしていても手を止め、玄関まで見送り、声を掛けることです。
それは、出来た妻になりたいからとかそういう理由ではなく、お相撲さんですので、いつ何が起こるか分からない。常に怪我も病気も心配でしたので、大袈裟な話、あの時顔を見ておけばよかったと悔いのないよう、ただその思いで見送っていました。
実際、現役時代9度の手術をしています。
現役を引退し、6年経ちましたが、今もその習慣はそのままで、「交通事故に遭わないように」「急に倒れたりしないように」、少し心配の理由は変わりましたものの、毎朝後悔のないよう見送っています。
疲れが溜まっているように見える朝は、4歳の娘もそれに気付くようで、親方が家を出たあと、「今日、今からお薬屋さんに行く。道が分からないから一緒に来て。」と、リュックサックに背負い出します。
元気になる飲み物はどこに並んでいるのか、私に「着いたら教えて」を繰り返し、娘が選んだのはこちらでした。
ピンクのぞうさんが欲しいという大きな理由で即決です。
部屋が出来て3年半、部屋のこと、お相撲さんのことを何もしない休日は一日もありません。
聞けば、どこの部屋の親方も、部屋が出来て最初の数年間は常に休みなんてなかった。そう仰るそうです。でもその大変さが今思うと楽しかったと。
力士同様、親方もかけがえのない日々を過ごしているのですが、今年で気付けば45歳になりました。健康について深く考え、見直し、そろそろ弟子たちだけに任せられることは任せるという環境を整えてもよいのかなと思う日々です。
減量も一緒に頑張ろう、、、
季節の変わり目、皆様もどうかお体に気をつけてお過ごしください。
9月22日3:51追記
これを読んでくれた友人から、
「気をつけて！」と送り出すと、本当に事故とか怪我が減るっていうもんね。と、ホッとする言葉をいただきました。皆様も大事な方へ。
