遅くなりましたが衣替えをいたします。
普段は各自でとお願いしているのですが、今回は皆の着物を一手に預かり、纏めてお手入れに出すことにいたしました。
その為、どの着物が誰のものか分からなくなってしまわないよう、皆んなに手縫いで印を付けてもらうことにしました。
帯で隠れる場所に小さく名前の頭文字を入れます。
どちらが下に来るか確認します。
着物だけ見て分からない場合は着てみて確かめるよう、親方が助言します。
新弟子たちも、ゆっくり丁寧に頑張っていました。
親方の指導を受け、
玉留めに少々苦戦しながらも、皆、上手に出来ました。
若鳥海は、ここでも器用な一面を発揮します。
裏に糸が出ていません。
隙間から針を刺し、玉留めも中でしています。
とても上手で、親方も驚いていました。
先日は包丁の名前のテストも行いました。
どの包丁で何を切るかを理解していることで、指を切る怪我を防ぐことにも繋がります。
よく粘って考えたなと思わず拍手を送りたくなるものもありました。
9名全員、全問正解でした。
テスト前、大部屋で皆んなで話しながら、教え合って書いてみたりして覚えたそうです。
本来であれば日々の生活で見て自然に学んでいくことも、今は時間がありますので皆んなで揃って勉強できます。
お相撲さんたちには、「外出自粛のお陰で」と言える何かを残して欲しいと思います。