2020/01/11 触れ太鼓

触れ太鼓がまわってきてくださいました。
太鼓を打ちながら、パリッと粋に法被を羽織った呼出しさんたちが、初日を前に、朝早くから夜遅くまでかけて、相撲部屋や贔屓筋をまわり、本場所の開催をお知らせくださいます。

江戸時代、テレビやラジオなどがまだなかったころ、呼出しさんたちが太鼓を叩きながら、明日から相撲が始まりますよと触れ回って宣伝したのが始まりだそうで、それが今でもこうして続いているそうです。


高らかな独特の節回しが、稽古場いっぱいに響き渡ります。
『相撲は明日が初日じゃぞぇ〜』から始まり、初日幕内中入り後の取組を順に呼び上げ、最後に、『ご油断では〜詰りますぞぇ～』とあります。

『ご油断では〜詰まりますぞぇ〜』

昔は席が決まっていませんでしたので、相撲を観たい人は早く行った人から前の席に座っていました。

油断していては席が埋まってしまいますよという意味だそうです。



触れ太鼓をきき、お相撲さんたちは心の準備を整えます。

呼出しさん方をお見送りし、所用で親方と雷門の方まで歩く道中、「親方！さっきあっちの方で触れ太鼓がまわってましたよ。今場所もいよいよ始まりますね。」と、お声掛けいただきました。
浅草のまちの皆様も、初場所を楽しみにされています。








浅草雷門通りでパンダに出遭いました。
名前は「星星（せいせい）」というそうです。
お相撲さんたちに、
たくさんの白星が舞い降りますように！