西岩部屋おかみさんブログ

大相撲西岩部屋の備忘録として利用しています。【公式twitter】https://twitter.com/nishiiwabeyaです。

稽古見学の御案内


浅草通りを紅く彩るサルスベリ
夏から秋へ季節の移り変わりを感じます。

両国国技館から隅田川沿いを北へ進み、水色の駒形橋を渡りますと、西岩部屋はもうすぐそこです。
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朝8時から10時半頃まで朝稽古を行っております。どなた様も御見学いただけます。事前の御連絡は不要です。当日そのまま稽古場へお入りくださいませ。
尚、
・9/3(月)、7(金)は休養日でございます。
・場所中は稽古見学を御遠慮いただいております。
朝は幾分涼しくなってまいりました。是非この好季節に稽古見学へお越しください。
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私事ではございますが、私はまだ一度も朝稽古見学の経験がございません。
若の里が現役の頃、周りの方々から教えられました。

"奥さんは稽古を見たらつらくて「もうやめて」と叫びたくなるだろう、だから見るものじゃない"

"稽古は親は見るものじゃないとも云われている。なぜなら、かわいそうになって連れて帰りたくなるから"

それ程厳しいものだから、軽い気持ちで見るものじゃない、力士も親方も命懸け。中途半端な情があると、かわいそうで見ていられない。

目を背けず見ることができるのは、
厳しい指導の先にはこの子たちの夢の実現があると、力士たちの気持ちに寄り添い、同じように厳しい覚悟を持つ者だけ。



現役若の里にも、「おかみさんになっても、稽古は見なくていい」ずっとそう言われてまいりましたし、自分自身もそう思っていました。






部屋を持ち、
先日、夏巡業から帰ってきた親方が、初めて私に言いました。

「おかみさん。
稽古、一度見学してみて」

突然のことに物凄く驚きました。

いろんな気持ちの変化、いろんな意味があって、親方はそう言ったのだと思います。
"良い日ばかりじゃないな、うまくいかない日はお相撲さんたちとどう向き合おうか"
そう考える日も増え、悩み出していた頃でした。
悩むより先に、まずは稽古を見てみては?という事なのだろうと思います。

可愛い7人が、泥だらけになって苦しい息を吐く姿も、見せていただいてよいものかどうか。
自分の答えはまだ出ませんが、皆様には是非お越しいただきたく存じます。

8月27日
新番付が発表されました。
(西岩部屋ウェブサイトよりご覧いただけます)
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若中谷(18)福岡県八女郡広川町出身
若佐竹(20)大阪市平野区出身
若野口(17)埼玉県深谷市出身
若松永(15)大阪市平野区出身
若小菅(18)茨城県土浦市出身
若藤岡(15)大阪府東大阪市出身
若小山(16)青森県弘前市出身

西岩部屋の力士を一人でも多く覚えていただけましたら幸いです。
いつも温かい応援、誠にありがとうございます。


今朝も親方は泥着を羽織り稽古場へ。
力士たちに胸を出しています。