少し遡りますが、
3月9日
この日は、西岩部屋のお相撲さんたちは休養日でした。
私も親方よりお休みをいただきましたので、娘とふたりでひっそり相撲神社へ行ってまいりました。
現役時代、9回の手術をした若の里。
晩年、引退までの数年間は前十字靭帯が切れたまま土俵に上がっておりました。
相撲神社は、山の上にございます。
無人の神社です。
ここで、日本で最初の天覧相撲が行われました。
野見宿禰(のみのすくね)
当麻蹴速(たいまのけはや)
勝ったのは野見宿禰です。
昔の相撲は命を懸け、どちらかが死ぬまで戦います。
その二人が戦ったとされる土俵がこの相撲神社には今でも残っています。
不思議なお話なのですが、この場所だけいまだに草が生えないといわれています。
約2000年前、当時はここ奈良が都でした。
娘を初めて連れて来ることができました。
いろんなことがありましたが、
お陰様で、春場所から西岩部屋の力士たちが土俵に上がります。
相撲の神様にご報告できてよかったです。
余談ですが...
携帯アプリで、名字由来netというものがございます。
以前、遊び半分で入力したところ、
古川(こがわ)という名字は、野見宿禰の子孫と出ました。
確かなものではないと思いますが、こんな事もあるんだなと驚きました。