12月12日 午前11時
気持ちいい寒凪の空、
「お疲れ様でございます。」
と、声をかけてくれたのは、行司の木村一馬でした。
手洗い消毒をし、改めて三階自宅の玄関にてご挨拶。久しぶりに元気なお顔が見られました。
冬巡業から帰って来ましたというご挨拶です。
お陰様で冬巡業の仕事が無事に終わり、東京に帰ってきました。最後の巡業地が四日市でしたので、こちら名古屋で買ったお土産です。
受け取りますと、中身は親方の好物の「ゆかり」でした。
九州場所を終え、まだまだ若い西岩部屋のお相撲さんたちは、九州出身組は実家に帰省、あとの皆んなは飛行機で東京へ帰ってきて場所後の休暇をゆっくりと過ごし、その後稽古を再開しております。
一馬は、今ようやく帰ってきて一息ついたところなのですが、こうしていつも気配り心配りを忘れずに、笑顔を見せてくれますことに、こちらが教えられることも多くございます。
一馬をはじめとする先発の行司さんたちは、九州場所が終わり、東京へは帰らずそのまま冬巡業へと向かいます。
お客様に喜んでいただけますよう、関取衆が快適に過ごせますよう、各巡業地の準備を整えます。
板番付など諸々の準備が整い、その地の巡業当日を迎える前に、またその先の巡業地、またその先の巡業地へと関取衆よりも先に移動をし、準備を整えますことが先発の行司さんたちのお仕事です。
お疲れ様でございました。
風邪もひいておらず、元気で何よりです。