西岩部屋おかみさんブログ

大相撲西岩部屋の備忘録として利用しています。【公式twitter】https://twitter.com/nishiiwabeyaです。

2022/05/08 裁着袴(たっつけばかま)

立ち振る舞いが軽快な呼出しさん。
土俵上での呼び上げや土俵整備。
懸賞幕を持って土俵をまわるのも呼出しさんですし、行司さんに懸賞金を渡すのも呼出しさんです。
また土俵下では、力士に水桶の横でタオルを渡したり、審判の膝掛けのお世話、座布団交換など、様々な役割を担い、いつもきびきびと歯切れ良い動作で、土俵の進行を支えてくださっています。
何事もなき様いつも全体を見て、また有事の際には迅速に動いてくださる呼出しさん。

そんな呼出しの皆様が着けていますのが、裾が足に引っかかりづらく動きやすい袴、『裁着袴』です。

慣例として、大関に昇進した力士から呼出しさんに贈られるものとして知られています。
そのため、腰板と呼ばれる部分には大関四股名が刺繍されるのですが、この度、親方より、弘行と正男に、感謝と激励の気持ちを込めて、「西岩」と刺繍を入れて、贈らせていただきました。




(撮影:親方)



夏場所初日、
仕立て上がりました袴を着けて、弘行と正男が揃って、広報部にいる親方の所までご挨拶に来てくれたそうです。
写真はその時のものです。




弘行、正男、一馬、床明が西岩部屋に来てくれて、一年が経ちました。
親方と力士たちの間に立ち、雰囲気を和らげてくれたり、ピシッと締めてくれたりと、部屋の潤滑油となってくれています。


裁着袴、かっこいいですね!!
今場所もよろしくお願い申し上げます。