立春を過ぎましてもなお風は冷たく、東京は2月が一番寒いという声を痛感させられる日々でございます。
ここ最近の部屋の様子です。
2月3日
お昼、「ちゃんこができました」と親方に報告に上がってくるちゃんこ番さん。
「では今日はこちらも一緒に」と、恵方巻も大部屋に運んでもらいます。
親方出陣です。
大きな緑鬼さんのいる大部屋に、升いっぱいの福豆をまきました。
皆は、わぁ、、、掃除が大変だ、どうしようという顔をしています。
古来、「鬼」は邪気の象徴とされ、形の見えない災害や病などは、鬼の仕業と考えられてきたそうです。
立春の前日に豆をまいて邪気を払い、清められた上で春を迎える。
『節分』には、そういった意味があるのだそうです。
2月6日
朝稽古にて。
朝の寒い空気の中で汗を掻き、お相撲さんたちの体からは白い湯気が上がります。
稽古が終わり、お風呂に入り、しばらくは体もぽかぽかしているようですが、外は低い雲が空を覆い、体の芯まで冷える寒さです。
風邪などのウィルスも跳ね除けなければいけません。
『ちゃんこをしっかり食べてたっぷり寝る』
これが一番の予防策ですが、親方と考え、加えて熱い緑茶を飲む回数を、これまで以上に増やす試みを行うことにいたしました。
お茶は、八女の里の故郷、福岡県八女郡でとれました「八女茶」です。
冬の間は、続けていこうと思います。
皆、大きな怪我なく、風邪をひくこともなく、今日も元気に過ごしております。