西岩部屋おかみさんブログ

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2019/05/09 江戸風鈴

もうすぐ夏です。
大江戸線蔵前駅から新御徒町駅まで一駅揺られ、佐竹商店街まで。
江戸風鈴のお店へ行ってまいりました。
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店主様の御厚意で、風鈴製作体験をさせていただきました。
丁寧なご説明を皆んなで聞きます。
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親方
八女の里
若佐竹
若野口
若松永
若藤岡
若鳥海
公輝
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慎重すぎると膨らまず、息を入れすぎると形が崩れてしまいます。
「10年かかってやっとちゃんとしたものが作れるようになった。」
長年修行を積んだ職人のみが成せる伝統の技に、親方は唸り、皆は驚いていました。


店内へ移動し、風鈴を選びます。
型を使うことをせず、宙でガラスを吹いて作る江戸風鈴は、大きさや柄、一つとして同じものはございません。
金魚や花火、紫陽花といった夏らしい絵柄から、招き猫や蛙といったユニークで縁起の良い柄まで、数ある風鈴の中から、気に入った風鈴を一人一つ購入することにしました。
仲間同士であまり相談せず、一人一人が真剣に選んでいる姿が印象的でした。

それぞれ実家へ涼を届けましょう。
必着は母の日です。

親方と私も、青森と京都へ送りました。
(後日京都の実家から届きました写真です)
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鳴り口と呼ばれる部分が、コップのようにツルッと真っ直ぐではなく、手で触れると引っ掛かるような状態のままになっています。
丸く吹いた球体を手作業で割ることで、切り口のギザギザが剥き出しになります。
これが江戸風鈴の特徴だそうです。
こうすることにより、風に揺れて棒がガラス玉にあたる際、あたる場所により全て音色が変わるそうです。
一定ではなくキラキラと流れるような音色は、なんとも言えない涼しさを感じます。



東京生まれの子がいない西岩部屋。
これからも、時間をつくり、東京の文化を勉強してまいりたいと思います。
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同じ頃、西岩部屋の今年の反物が仕上がりました。
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この夏、皆様にもよい風が吹きますように。