皆様のお陰で無事に千秋楽祝賀会を終えました。
大変遅くなりましたが、ここに御報告させていただきます。
皆んなでお弁当やお水を並べました。
両国国技館より焼き鳥を取り寄せました。
冷めても美味しいということで、親方が一番最初に決めたお料理でございます。
お弁当の横には『力水』のペットボトルを添えさせていただきました。
これは、力士が土俵に上がったときに他の力士から渡される清めの水で、神聖な土俵に上がる時に身を清めるために使われる水と同じものでございます。
まだまだ部屋のグッズを作る余裕もございませんので、無地の箸入れを購入し、皆んなで西岩部屋の判子を押しました。
有り難いことにたくさんお客様が来てくださるということで、普段よりも大きなお鍋も必要です。
親交のある京都の焼肉屋さんのご厚意で、今は使っていない業務用鍋などを譲っていただけることに。
早速車で取りに伺い、後部座席とトランクがいっぱいになるほどいただきました。
この日のちゃんこ番は若野口でした。
元力士であります親方の友人も、千秋楽はきっと大変だろうと九州や奈良からちゃんこ場のお手伝いに駆けつけてくださいました。
司会もプロの方にお願いしたほうが良いのですが。
拙い司会で申し訳ございませんでした。
100名弱のお客様がお集まりくださいました。
関取もまだいない10代の力士5名の小さな部屋に、これだけのお客様が足を運んでくださいました。
有り難い限りでございます。
場所前に宿舎まで横綱直々に持ってきてくださいました。
親方も驚き、「来てくれて嬉しかった」と目を細めておりました。
千秋楽を無事に終え親方も笑顔でございます。
ここでお伝えする事ではないかも知れませんが、
そして手前味噌になってしまいますが、
親方は2月に大阪入り致しました日からずっと力士たちのためだけに突っ走ってまいりました。
早朝から深夜まで力士たちの為に動き「時間が足りない」といつも漏らしておりました。
唯一出掛けた散髪屋さんで、椅子に座るや否や、髪を切る前から鼾をかいて頭を揺らしながら眠ってしまい、何度起こされましてもまたすぐに首が垂れてしまい、「お客様、具合が悪いのではないですか」と散髪屋さんのご主人に心配されましたそうです。
この日、無事に千秋楽を迎え、こうしてたくさんのお客様にお集まりいただき、その大変さもきっと心地よい疲れと感じましたことでしょう。
そして、一番頑張ったのはもちろんお相撲さんたちです。
慣れない環境で、土俵に立つだけではなく、炊事洗濯掃除と本当に毎日毎日気が張って大変だったと思います。
決して順風満帆とは言えず、いろんなことがあった一ヶ月でした。
いい事ばかりではなかった分、どんどん5人の子供たちが可愛く思えます。
神社の副総代長様が、稽古場の前のチューリップを紐で束ねてくださっていました。
「枯れてしまいましたね」とお声掛け致しますと、「枯れてもな、あっち向いたりこっち向いたりしてバラバラになってるより、こうしたほうが最後まで見栄えええやろ」と。
今日はお世話になりました宿舎を隅々まで大掃除です。
最後の最後まで皆んなで頑張りましょう。
大阪場所でお世話になりました皆様、
ありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
私は一足先に浅草の新設された西岩部屋へ。
場所後に自宅の引越しを済ませました。
あとは皆んなのお布団を用意したりして、西岩部屋で親方と力士たちを待ちます。
やっと明日から一緒に住めます。
とても楽しみです。