西岩部屋は、5人のお相撲さん
若佐竹（19）
若野口（17）
中谷くん（17）
藤岡くん（15）
松永くん（15）
全員が10代です。
ちゃんこの味付けはまだまだ親方のお仕事です。
親方は、大阪入りしてから毎日、お相撲さん達と一緒にちゃんこ場に立ち、お昼も夜もちゃんこを作って、一緒に食べます。
15歳の藤岡くん、松永くんが並んで洗い物をしてくれている写真です。
15歳...
実家で生活していましたら洗い物をする機会などあまりないと思います。
相撲部屋にきて、自分たちでもできることをみつけて、よく動いてくれています。
ある日私が、残ったお料理のお皿と緑の箱のラップを渡し、「これにラップをかけて冷蔵庫に入れておいてください」とお願いした際、
「はい、わかりました」と言って、キョロキョロし、ピンクの箱のラップを見つけ、綺麗にラップをかけてお皿を冷蔵庫に入れてくれました。
お皿は小さいお皿でした。「ごめんね、短いラップでいけたね」というと、ニコッと笑っていました。
私が緑の箱のラップを渡したから、言われた通り緑の箱のラップを使うのではなく、ちゃんと考えて行動してくれます。
偉いです！
松永くんは、
食器を下げた後、よくテーブルを拭いてくれます。
拭いたあと
ここからが感心です！
そのまま布巾を戻さず、汚れた布巾を綺麗に洗って絞って干すところまでしてくれます。
次に使う人のための行動ができるのは素晴らしいことです。
中谷くんは、
私がちゃんこ場で洗い物をしていたり、拭き掃除をしていて、親方から呼ばれ、手を止めて親方のところへ行き、また戻ってくると、途中だった事がもう終わっています。
「あれ？続き、誰がしてくれたの？」と聞くと、中谷くんがしてくれていたということがよくあります。
誰が何をしているかよく見てくれています。
若野口は、
何をやっても習得が早いですし、器用です。
野菜を切るのも上手ですし、どうしてこんなに早く切れるのかな？と後ろから覗くと、えのきは縦に2パック並べてザクッと一気に切っていました。
厚揚げもどうすれば一気に纏めて切りやすいか並べてみてから切っていました。
工夫しているなと感動しました。
団子作りも上手に出来るようになりました。
若佐竹は、「お昼に残ったちゃんこは、夜に皆んなで食べきってしまおう」と温めて直して残さず食べる事を促してくれたり、
とにかく綺麗好きで、ガス台や床などいつもピカピカに磨いてくれます。
そして、
ちゃんこが終わり、21:30の消灯時間までの自由時間、「携帯いじってるよりもいいと思って」と、皆んなで遊べる卓上ゲームを買ってきてくれました。
先輩も後輩も一緒に5人全員でそのゲームで遊んでいる姿は、とても微笑ましいものでしたし、それを一番弟子の若佐竹がしてくれたことが、とても嬉しかったです。
稽古を積んで、どんどん番付を上げて欲しい。
親方の願いはこれだけではありません。
相撲部屋の団体生活の中で
考える力、
工夫する力、
皆んなを纏める力、
そういうところを見ています。
皆んなでちゃんこ作り、皆んなで片付け。
大変なことほど、いい想い出になります。
「最初は皆んなでやってたよね！大変だったね！」と、この5人のお相撲さんたちと笑い合う日が今からもう楽しみです！
稽古場の前のチューリップが綺麗に咲きました。
どの花もそれぞれに可愛いです。
稽古見学は今週土曜日までです。
（金曜日は休養日です）
8:00-10:00
港住吉神社
皆んなの頑張っている姿を是非見に来てくださいませ。
