5月7日
若金子、退院おめでとう!!
誰とも面会せず3週間強。
長かったことと思います。
皆んなでケーキでお祝いしました。
退院の夜、
若金子が「親方、、、あの、、、」と、一冊のノートを差し出しました。
「入院中、自分の思いやリハビリの内容など、毎日日記をつけていました。親方に見て頂きたくて持ってきました。」
病院の売店で購入したというそのノートには、ぎっしりと、病院の方々への感謝の気持ち、相撲に対する前向きな気持ち、決意が書かれていました。
親方はノートを預かり、その3日後にノートを返しました。
ノートの後方ページに赤のボールペンで書き込まれた親方の文字もまた、ぎっしりと何ページにも渡っていました。
これから数ヶ月、長いリハビリ生活が続きます。
心が折れそうになった時、このノートがきっと若金子をまた奮い立たせてくれることでしょう。
こちらは2021年の写真です。
今の時代ですから、いろんなご意見をいただくかも知れません。
一度だけ、初めて、親方が若金子にちょっと肩を揉んでくれないかと言いました。
この時、師匠から弟子へ、
特別な話をしていました。
何が起きても、若金子は前向きに相撲人生を全うする子だと親方は確信していますので、この時も、今も、若金子の日々の頑張りに大きな期待を寄せる思いは全く変わりません。
そして、若大根原の入院の時もそうでしたが、離れて暮らす親御様には、頭が下がる思いです。
若大根原の入院の時も、若金子の入院の時も、息子は入院中でありますのに、ご実家から部屋宛てに大きな箱で沢山の食材が届きました。
今回の若金子の入院時には、故郷高知より、立派な初カツオが送られてまいりました。
勿論、若金子は部屋にいないため食べることができません。
お父様からのメッセージには、"新弟子さんをはじめ、皆頑張ってください。5月場所、一人でも多くの勝ち越しを願っています。" との内容が書かれていました。
何とも言えない気持ちになり、胸が熱くなります。
皆んなで若金子を支えてまいります。