8月23日
本場所の土俵同様、稽古場の土俵も、毎場所、呼出しさんたちにより新しく作りかえられます。
先ずは、お相撲さんたちが皆んなで俵を掘り起こし土を崩します。
粘り気があり、大きなひびが入りにくいといわれています本場所の土俵と同様の「荒木田の土」を使用しています。
8月24日
呼出し弘行、正男、そして今回は鳴戸部屋の健太さんにお越しいただき、早朝より土俵築きが行われました。
三階で用事をしていましても、呼出しさんたちの威勢の良い掛け声が聞こえてまいります。
掛け声と土を叩く音が交互に響き、新しい土俵に生気が吹き込まれていきます。
残暑厳しき中、朝早くからありがとうございました。大変お疲れ様でした。
夜、八女の里と若金子がエナメルの塗料を用いてゆっくりと丁寧に仕切り線を描き上げます。
元々何をするにも丁寧な若金子。
何度も慎重に刷毛で塗り重ね、綺麗に描いてくれました。
何事も最初は兄弟子が弟弟子に教えながら行います。皆、一度習ったあとでも、こうしてまた兄弟子と弟弟子とで、兄弟子が見てあげながら行う姿をよく見ます。
いずれ、若金子も兄弟子となります。
同じように、弟弟子のことを何度でも見てあげてください。
翌日の土俵祭りの準備の確認をして、
消灯です。
